京都 LIGHT UP COFFEE / ideaspot が出来るまで その1

京都・出町柳。下鴨神社や叡山鉄道の始発駅として知られるこの街は東に京大、西に同志社大があり、朝夕は通学する学生を多く見かけます。一方昼間には地元の住人達が商店街に買い物をしにやってきます。鴨川の脇のメインストリートである河原町通りと、京大と同志社大の前を通る今出川通りの交差点の付近にカフェと学習塾の併設された新しい空間を設計施工しました。その場所が出来るまでの過程を皆さんにお伝えしたいと思います。

 
吉祥寺にあるLIGHT UP COFFEEの店内

初まりは、東京吉祥寺にあるカフェ「LIGHT UP COFFEE」のオーナーと大手学習塾に勤める講師の方との出会いでした。 産地から素材にこだわった新しいコーヒー文化を発信するために2号店の開店場所を探していたカフェオーナーと、一律的で受動的な教育でなく体験と工夫による一人一人に向き合った能動的な学習を地元京都で始めたい先生が意気投合しこの計画はスタートしました。 元々古書店だった30坪ほどの京都らしい細長い空間のなかに、人通りの多い通りに面したスペースはカフェ、静かな奥のスペースは学習塾をつくる。お互いの活動が相乗効果を産み、より多くの人に自分たちの信じているモノを伝えられる場所にしたい。その想いと共に私達の所に相談に来られました。

30坪の細長い空間、目の前は河原町通りです

私達も素材がそれぞれ持っている良さを伝える物づくりを目指しています。素材は表情だけでなく色んなストーリーを持ってその場所に存在しています。種類・性質・産地・関わった人…それぞれの持つ魅力を知ることで身の回りのモノ全てはその人の特別なモノになると信じています。 話し合いを重ねる内にお二人の想いと私達の想いが組み合わさり、3つのチームで手を取り合い1つの想いを伝える空間を目指していく事になりました。素材の持っている良さを引き出す立場として、コーヒー・教育・建築の魅力を「伝える」空間を作る…この想いをテーマに掲げ、「京都LIGHT UP COFFEE / ideaspot」の空間作りが始まりました。